肥満
異性化糖は肥満の原因?
異性化糖の健康への懸念が広まったのは2004年です。
ルイジアナ州立大学およびノースカロライナ大学研究陣によってAmerican Journal of Clinical Nutrition(AJCN)誌にて発表された「米国内における果糖ぶどう糖液糖と肥満の発症との関係を調査した研究」がきっかけのようです。
この研究では果糖ぶどう糖液糖の消費の増加は、砂糖よりも肥満の原因になりやすいと述べられています。
この発表を機に、果糖ぶどう糖液糖がメディアで取り上げられ、関連記事や研究が増えました。
No:34267
日時:2022/08/17(Wed) 22:51
名前:嘘情報ほど流される
この流れに対して、
2008年、米国医師会(American Medical Association : AMA)はAmerican Journal of Clinical Nutrition (AJCN)誌にて
異性化糖(果糖ぶどう糖液糖)としょ糖を比較して代謝の違いはほとんど見つからなかったことを発表し、
異性化糖(果糖ぶどう糖液糖)の消費量の増加と肥満の関連については否定をする形となりました。
しかし、一度広まった懸念はなかなか払拭されないようで、
いろいろな企業は甘味料を異性化糖から砂糖に変える動きとなりました。